東急グループのケース「マーケティングの本質~学び、生み出すマーケティングノート」より抜粋

二子玉川ライズ・ショッピングセンター(以下二子玉川ライズ)は東急グループ傘下の東急モールズデベロップメントが運営するショッピングセンターです。東京にお住まいの方であれば一度は訪れたことがあるであろう東急グループを代表する商業施設です。

その二子玉川ライズが2021年春創業十周年を迎えました。通常であれば十周年の記念企画は大手広告会社等へ企画運営を依頼するのが常です。

しかし東急さんは私たち高原ゼミへその依頼を行いました。

もちろん私たち高原ゼミが所属する産業能率大学経営学部が二子玉川ライズが位置する世田谷区にある大学であるという物理的条件が発端ではありましたが、それ以上にこれからの時代を占うジェネレーションによる企画と協業すなわち企画立案から実施までの期間を共に交わり過ごすと言うことにこれからの時代への大きな気づきがあるのでは無いかという想いからの行動でした。

二子玉川ライズは東日本大震災3.11がまさにオープン時期でした。十周年はもちろんお客様への感謝の十周年でもありますし、あの日から十年と言う深い意味合いもありました。

また東急グループ百周年も間近に控え、次の百年への視座も見据える中で、企業からの発信だけでなく次代を担う若人の思考と発信に正しさを求めたのでしょう。ありがたいプロポーザルにゼミは一丸となって取り組みました。

(マーケティングの本質~学び、生み出すマーケティングノート(産業能率大学出版部)213頁より抜粋)

高原純一研究室 二子玉川ライズ十周年企画

二子玉川ライズ十周年企画